PVRI GoDeepメタレジストリ:COPD合併肺高血圧症
2024年 09月 07日
PDE5阻害剤がかなり有効とするデータが示されました。
- 概要
■COPD 患者は肺高血圧症 (PH-COPD) を発症することが多い。肺血管抵抗 (PVR) が5 WUを超える重度の PH-COPD は、無移植生存の低下と密接に関連している。この状況におけるPHを標的とした薬物療法の影響は不明である。PH を標的とした治療は、PH-COPD における無移植生存率の改善と関連しているかを調べた。
■診断時に右心カテーテル検査が可能な PH-COPD 患者を PVRI GoDeep メタレジストリに登録した。PH重症度、併存疾患、肺機能検査に基づくCox回帰やサブグループ分析など、さまざまな統計手法を使用して、PHを標的とした治療の普及率と移植なし生存率との関連を調査した。
■2023年12月現在、GoDeepメタレジストリには2万6,981人の患者が含まれていた(1群が28%、2群が13%、3軍が12%、4群が10%、5群が2%、未分類が26%、対照群が9%)。このうち、836人の患者がPH-COPDと診断されこの分析に含まれた。
■年齢の中央値は66歳、%予測FEV1中央値は51%、mPAPは35mmHg、PVRは5WU、CIは2.5で、ほとんどがWHO機能クラスIIIであった。5年無移植生存率は42%で、1群のPHよりも有意に悪かった。
■多変量Cox 比例ハザードモデルでは、PVRは転帰の主要な予測因子であると同定されたが、FEV1は関連していなかった。418人の患者 (50%) がホスホジエステラーゼ 5阻害剤 (PDE5i) 療法を受け、死亡率が大幅に低下した。PH-COPD コホート全体でハザード比 0.65 [0.57-0.75]、ランドマーク解析では 0.83 [0.74-0.94]であった。この PDE5iの治療効果は、中等度/重度の PH、さまざまな併存疾患、酸素投与の必要性がある患者についてサブグループ解析でも再現性があった。
■PH-COPD 患者は無移植生存率が低く、PVR が死亡率の予測因子だった。このメタレジストリでは、PDE5i 療法は、すべてのモデルで死亡率の大幅な低下と関連していた。
by otowelt
| 2024-09-07 02:20
| 呼吸器その他










