本の紹介:がん感染症診療マニュアル
2025年 05月 07日
単行本 : 288ページ
価格 : 3,600円 (税別)
出版社 : 南山堂
著者:倉井 華子 (編集), 冲中 敬二 (編集), 伊東 直哉 (編集), 中屋 雄一郎 (編集)
ついに出ました、がん感染症診療マニュアル!私が研修医になった頃に出た名著の改訂版ですね。がん診療に従事する人は必携の書です。
がん+感染症の知識はとても大事です。新しい系統の薬剤が標準治療レジメンに加わり、「この症状は感染症か/非感染症か」といった見極めが問われるシーンが今後増えるでしょう。そのためにも、各がん種ごとに、重要な感染症を認識しておく必要があります。また、「進行期のがんだから/予後が長くないから」という理由で、感染症診療がおろそかになってはいけません。行く先の遠くを照らす、灯台の光のような本。
by otowelt
| 2025-05-07 07:30
| 肺癌・その他腫瘍