上部消化管内視鏡検査中の酸素飽和度低下は閉塞性睡眠時無呼吸の存在を示唆
2025年 06月 19日
睡眠時無呼吸の再現になるため、まっとうな論文と思います。
■本研究では、意識下鎮静下での消化管内視鏡検査中の酸素飽和度低下が、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の予測マーカーとなり得るかどうかを検証した。
■意識下鎮静下で睡眠ポリグラフソムノグラフィ(PSG)と消化管内視鏡検査の両方を受けた成人を、酸素飽和度の最低値に基づき、酸素飽和度低下群(≤ 90%)と非酸素飽和度低下群(> 90%)の2群に分けた。PSGの指標を比較し、処置中の酸素飽和度低下とOSA重症度との関連を線形相関検定およびピアソン相関検定を用いて解析した。ステップワイズ選択法を用いた重回帰分析により、無呼吸低呼吸指数(AHI)の独立予測因子を同定した。
■48名の患者のうち、22名が酸素飽和度低下群、26名が非酸素飽和度低下群であった。酸素飽和度低下群は、AHI、低呼吸指数、呼吸障害指数、酸素飽和度低下指数、酸素飽和度90%未満の累積時間が有意に長く、OSA関連指標がより重症であることが示唆された。
■内視鏡検査中の酸素飽和度の最低値は、主要なPSG指標と負の相関を示した。重回帰分析では、内視鏡検査中の酸素飽和度の最低値はAHIと負の相関を示し、有意水準は境界値であった(β = -0.25、P = 0.058、分散拡大係数 = 1.173)。
■意識下鎮静下での消化管内視鏡検査中の酸素飽和度低下は、より重症のOSAと関連しており、有用な臨床指標となる可能性がある。内視鏡検査中に酸素飽和度低下を呈する患者では、PSGの実施を検討すべきである。
by otowelt
| 2025-06-19 00:33
| 呼吸器その他










