気管支拡張症における緑膿菌と心血管イベント
2025年 09月 21日
気管支拡張症と緑膿菌の関連がいまアツイです。
■参考記事:気管支拡張症における細菌定着は増悪や死亡に影響するか?(URL:https://pulmonary.exblog.jp/33720354/)
- 概要
■緑膿菌感染は気管支拡張症(BE)の病勢進行に寄与し、特に心血管イベント(CV)リスクを増大させることが知られている増悪期において顕著である。しかしながら、PsA感染とBEにおけるCVイベントとの関連性は不明である。そこで本研究では、PsA気道感染と増悪後のCVイベントリスクとの関連について検討した。
■本研究は、2008年から2019年にかけてTriNetXプラットフォームを用いて米国で実施された後ろ向きコホート研究である。
■PsA気道感染を有する(wPsA)または有さない(w/oPsA)成人患者を対象とした。
■初回増悪日をインデックス日とし、患者はインデックス後最大5年間追跡調査された。入院、その後の増悪、死亡率、および事前に規定されたCVイベントの発生率のリスク比(RR)を推定した。傾向スコアマッチング(PSM)を用いて、ベースライン特性のバランスをとった。
■PSM後、wPsA感染患者は、w/oPsA患者と比較して、入院リスク(相対リスク:1.40、95%信頼区間:1.19-1.64)、その後の増悪リスク(相対リスク:1.70、95%信頼区間:1.53-1.90)、および死亡リスク(相対リスク:1.37、95%信頼区間:1.20-1.56)が高かった。 PsA感染は、不整脈(相対リスク:1.32、95%信頼区間:1.13~1.54)、炎症性心疾患(相対リスク:2.09、95%信頼区間:1.29~3.37)、その他の心疾患(相対リスク:1.40、95%信頼区間:1.14~1.72)、血栓性疾患(相対リスク:1.31、95%信頼区間:1.01~1.68)、主要な心血管イベント(相対リスク:1.35、95%信頼区間:1.19~1.52)、およびあらゆる心血管イベント(相対リスク:1.42、95%信頼区間:1.24~1.62)のリスク増加と関連していた。
■BE患者におけるPsA感染は、ベースライン増悪後の心血管イベントリスク増加と関連している。
by otowelt
| 2025-09-21 00:23
| 呼吸器その他










