妊婦喘息に対する吸入薬のリスクは?

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LABAとわずかな口蓋裂の関連性も指摘されていますが、個人的には、あまりエビデンスが一定していないなと感じています。



■喘息のある女性は妊娠中も維持療法を継続すべきであるが、ICSおよびLABAが胎児の有害転帰に及ぼす影響に関する最新のエビデンスは依然として不明である。

■本研究は、人口ベースの後ろ向きコホート研究である。データは、2007年1月1日から2018年12月31日までの台湾の保健福祉データベース、出生証明書申請、および母子保健データベースから取得された。喘息のある妊婦が登録された。3つの独立変数として、妊娠中ICS使用、ICS用量反応効果、LABA使用が挙げられた。有害胎児転帰には、低出生体重、SGA、早産、先天異常が含まれた。傾向スコアマッチングと逆確率重み付けを用いて、社会人口統計学的要因、併存疾患、併用薬、喘息重症度などの交絡因子を調整した。ロジスティック回帰モデルを用いて調整オッズ比を算出した。

■本研究には喘息を有する妊婦4538名が登録された。調整後、ICSおよびLABAの使用はいずれも胎児の有害転帰と有意な関連は認められなかった。しかし、ICSに曝露された女性においては、妊娠中の高用量ICS使用は、出産後1年以内の先天異常リスクの有意な上昇と関連していた(aOR:3.87、95%信頼区間:1.29-11.60)。

■妊娠中のICSまたはLABAの使用は、胎​​児の有害転帰リスクと関連していなかった。

■喘息のある妊娠中の女性には、コントローラー療法を継続し、高用量 ICS の必要性を減らすために潜在的なアレルゲンを避けるようにアドバイスする必要がある。





by otowelt | 2025-09-29 01:12 | 気管支喘息・COPD

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


by 倉原優
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