AIRFLOW-3試験:COPDに対するTLDのランダム化比較試験


当初期待されていたほどではないのかもしれません。


 焼灼部位はかなり中枢側であり、両側の主気管支で手技をおこないます。
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■AIRFLOW-3試験は、COPD患者を対象としたTLDシステムの1:1ランダム化二重盲検シャム対照試験である。

■TLDがCOPD増悪に与える影響を、最適な薬物治療と比較して評価すること。

■AIRFLOW-3試験の患者は、症状(CAT ≥ 10)があり、中等度から極めて重度の気流閉塞(予測値の25% ≤ FEV1 ≤ 80%)があり、GOLD Eステータス(過去12ヶ月間に中等度増悪が2回以上、または重度増悪が1回以上)を有する患者である。

■主要評価項目は、12ヶ月間における中等度または重度のCOPD増悪の初回発生までの期間を、治療群(TLD + 最適な薬物治療)とシャム対照群(シャム処置 + 最適な薬物治療)で比較した。副次的評価項目は、重症COPD増悪の発現率、QOL(SGRQ-CおよびSF-36)の変化、肺機能(FVC、FEV1、RV)の変化、およびCATの変化であった。

■32施設で388例が1:1の割合で無作為に割り付けられた。中等度または重度のCOPD増悪を発症する参加者の確率において、TLD群とsham群の間に差はなかった(ハザード比1.268、95%信頼区間0.988~1.628)。1年後、TLD群はsham群と比較して呼吸困難が軽減した(TDI 35.4 vs 24.1%で1ポイント以上の改善、p 0.021)。事後解析の結果、主要評価項目を達成できなかった理由は、気道優位の表現型(有意な気腫を伴わない肺過膨張)を示す患者数が不十分であったことによることが明らかになった。

■AIRFLOW-3試験は主要評価項目を達成できなかった。しかし、事後解析により奏効プロファイルが明らかになった。これらの知見を確認するため、前向き多施設共同ランダム化比較試験が計画されている。





by otowelt | 2025-10-01 00:23 | 気管支喘息・COPD

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


by 倉原優
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