気管支拡張症におけるICSは肺癌のリスク?
2025年 11月 27日
ロバストなデータではないような気がしますので、あくまで参考程度に。
■気管支拡張症患者へのICS処方は議論の余地がある。気管支拡張症患者におけるICSと肺癌リスクとの関連性を調査した研究はまれである。
■韓国のNHIS-NSC全国サンプルコホートデータから気管支拡張症患者を登録した。その中から肺癌患者を症例群として選択し、年齢、性別、登録年について患者群を傾向スコア1:5でマッチングさせることで対照群を選択した。気管支拡張症患者におけるICS使用に関連する肺癌リスクを判断するために、Kaplan-Meier分析とCox比例ハザードモデル分析を実施した。さらに、気管支拡張症患者の肺癌リスクを判断するために、ICS用量反応分析を実施した。
■合計19,043人の気管支拡張症患者が本研究に含まれた。気管支拡張症患者において、ICSの使用は肺がんリスクの上昇と関連していた。年齢、性別、喫煙歴、BMI、世帯収入、居住地域、Charlson併存疾患指数(CCI)で調整後、ICSの使用は肺がんリスクの上昇と有意に関連していることが判明した(補正ハザード比1.40、95%信頼区間1.17~1.67)。さらに、気管支拡張症患者における肺がんの累積発生率はICSの累積投与量とともに増加することが判明した。ICSを使用している気管支拡張症患者の肺癌リスクのサブグループ解析では、70歳以上、男性、BMI 23 kg/m²以上、喫煙歴あり、喫煙年数が多い、高CCIは肺癌リスクの上昇と有意に関連していた。
■気管支拡張症の患者では、ICS の使用は肺癌のリスク増加と関連しており、これは ICS の累積投与量の影響を受ける。
by otowelt
| 2025-11-27 00:58
| 呼吸器その他










