本の紹介:ねころんで読めるぜんそく診療
2026年 04月 05日
藤井先生が描くネコの漫画が要所に差し挟まれ、ページをめくるたびに「ニヤニヤしながら読める」。ニヤニヤが形容がこれほど似合う医学書は、メディカ出版の当該シリーズをおいてほかにないでしょう。
喘息の診断から治療、日常のケア、そして最新の生物学的製剤に至るまで、書かれています。医学生・研修医・看護学生・看護師にとって読みやすいレベルで、メディカ出版さんが主戦場として出版し続けている「読みやすさ」が本書最大の美点です。
読みながら、何人かの患者さんの顔が浮かびました。外来で「お薬出しておきますね」と伝えた瞬間、「先生、まだ2本余ってます」と返されるあの場面・・・。患者さんに薬を「使い切っていただけない」のは、主治医たる自分のパワー不足に他ならない・・・。ううむ。
「喘息の診療って、実際どうなんだろう」と立ち止まり、振り返るための導入書です。絶妙な匙加減に、キュート先生の誠実さがにじみます。
by otowelt
| 2026-04-05 13:11
| 気管支喘息・COPD










