本の紹介:トップジャーナルに挑戦!臨床医のためのジャーナルクラブ完全ガイド
2026年 04月 17日
待っていました。藤川達也先生の著書。クリニカルピクチャーなどを投稿するとき、藤川先生のコラムを参考にした人は多いと思います。
生成AIが発達した現代においても、医師がたくさんの論文に触れて知識をフィードバックしたり、学会発表の練習をしたりする場としては、ジャーナルクラブは有用な会だと思うんですよね。だからこそ、まず「何のためにやるのか」という目標を定めるところがすごく重要で、そこが曖昧なまま続けていると、いつの間にか惰性的なルーチンワークになってしまう。
本書は、ジャーナルクラブをただの論文紹介の場で終わらせず、そこからNEJMなどトップジャーナルへのレター投稿という具体的な成果につなげていくための実践ガイドです。
この本の素晴らしいところは、レターの書き方が非常に詳しく書かれているところです。どんな雑誌がレターを受け付けているのか、編集者の目に留まる論点の探し方、ひな形を使った具体的な執筆法まで、コンパクトながら実践的な血肉として詰まっています。
私も、藤川先生がいなかったら、画像論文をこんなにたくさん投稿していなかったんじゃないかなと思っています。
本書全体を通じて流れている重要なメッセージは、「臆することなく、どんどん投稿しよう」ということ。レターという比較的取り組みやすい形式で成功体験を積み重ねていくことが、研究者として次のステップに進むうえでどれだけ大事か。その考え方が一貫して伝わってきます。
by otowelt
| 2026-04-17 00:40
| 医学論文・AI










