大麻は肺癌のリスクを上昇させる


Wikipediaより
『大麻(たいま)ないしマリファナ (Marijuana) は、アサの花・茎・葉を乾燥させ、細かく切り刻み、調理または燃やすなどして発生した煙を吸引して使用する麻薬の一種であり、嗜好品や医療薬として用いられている。マリファナはメキシコ・スペイン語で「安い煙草」の意味。これは大麻の繁殖力が強く、野草として自生していたために安価に手に入ったことからメキシコでこの呼称が一般的になり、これがアメリカへと伝わって世界中にマリファナという呼称が定着した。』

なんかロシアの力士で一時期話題になった大麻。

大麻は肺癌のリスクを上昇させる_e0156318_16215722.jpg

Cannabis use and risk of lung cancer: a case–control study. Eur Respir J 2008; 31: 280–286

79人の肺癌患者と324人のコントロール患者が登録されて、検討された。
これによれば、大麻吸入は肺癌のリスクを8% (95% CI2–15)上昇させる。
by otowelt | 2008-11-26 16:31 | 肺癌・その他腫瘍

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


by 倉原優
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