骨髄移植でHIVが消えるかもしれない
2008年 11月 30日

CROI(Conference on Retroviruses and Opportunistic Infections)2008で発表された
HIV患者のAMLに対する骨髄移植の症例。
HIVウイルスは免疫担当細胞のCCR5受容体を目印に感染する。
本症例での白血病患者でのCCR5受容体が通常と異なった
もの(CCR5 delta 32 mutationのhomozygous)であり、
HIVウイルスに耐性を持つであろう遺伝子を持つドナーからの
骨髄移植を行ったところ、白血病とともにHIVウイルスも消え去ったという。
CCR5-tropic virusによるCD4への侵入を許さないということか。
by otowelt
| 2008-11-30 21:49
| 感染症全般