2013年 08月 08日 ( 2 )

非結核性抗酸菌症に対するストレプトマイシンの使用が保険適用に


 厚生労働省は7月26日に、「公知申請に係る事前評価が終了した医薬品の保険上の取扱い」に関する通知を発表しました。この日開催された薬事・食品衛生審議会において、適応外使用に係る公知申請の事前評価が行われ、ストレプトマイシンの非結核性抗酸菌症に対する使用について公知申請を行っても差し支えないとの結論が得られました。

by otowelt | 2013-08-08 11:18 | 抗酸菌感染症

COPDにおける4m歩行速度の有用性

COPDにおける4m歩行速度の有用性_e0156318_10445780.jpg 6分間歩行距離と4m歩行速度がごっちゃになると、4m歩行距離なんて間違って言ってしまうことがありませんか?4m歩行距離は、「4m」ですよね。

Samantha S.C. Kon, et al.
Reliability and validity of 4-metre gait speed in COPD
ERJ August 1, 2013 vol. 42 no. 2 333-340


背景:
 4m歩行速度(4MGS)は健康アウトカムの悪影響のリスクを予測すると言われている。この試験では、COPD患者における4MGSの有用性と健康アウトカム測定項目の関連性を調べた。

方法:
 4MGSの試験‐再試験および観察者間信頼度がそれぞれCOPD患者80人、58人で検証された。586人のCOPD患者に対して、一秒量、シャトルウォーキングテスト、MRC息切れスケール、SGRQと同様に4MGSが測定された。
 患者は4MGSの結果によって歩行速度が遅い群(<0.8m/s)、正常な群(≧0.8m/s)に層別化された。
 試験―再試験信頼度および観察者間信頼度に対する級内相関係数は0.97、0.99であった。4MGSとの相関性について、シャトルウォーキングでは相関性がみられ(r=0.78; p<0.001)、MRC息切れスケールやSGRQとは相関性がみられなかった(r=-0.55、-0.44; いずれもp<0.001)。
 4GMSが遅いCOPD患者は有意にシャトルウォーキング距離が減少し、高いMRC息切れスケールとSGRQが観察された(%一秒量は同等だった)。

結論:
 COPD患者において4MGSは信頼性があり、運動耐容能、呼吸困難感、QOLと相関性がみられるため、COPDをアセスメントする簡便かつ有用なツールであると考えられる。


by otowelt | 2013-08-08 00:23 | 気管支喘息・COPD