2018年 03月 21日 ( 1 )

COPD患者ではフレイルが多い

e0156318_1633480.jpg 予想通りの結論です。

Alessandra Marengoni, et al.
The relationship between chronic obstructive pulmonary disease and frailty: a systematic review and meta-analysis of observational studies
CHEST DOI: https://doi.org/10.1016/j.chest.2018.02.014


背景:
 フレイルは高齢者によくみられ、加齢に伴って身体的な筋力や精神的な活力が低下している虚弱化状態である。フレイルは、COPDなどの複数の慢性疾患の予後や治療アプローチに変化を与える。フレイルとCOPDの関連性はまだよくわかっていない。

目的:
 システマティックレビューおよびメタナアリシスにおいて、COPDとフレイル・プレフレイルの関連性を調べた。

方法:
 電子データベースから2002年1月以降の文献を調べ、2人の独立した研究者が文献の質を評価した。

結果:
 27研究(23つが横断研究、3つが縦断研究、1つが両方)が同定された。COPD患者におけるプレフレイルの状態は56%にみられた(95%信頼区間52-60%、I2=80%)。フレイルの状態は20%にみられた(85%信頼区間15-24%、I2=94.4%)。COPDのある人は、フレイルのリスクが高かった(オッズ比1.97、95%信頼区間1.53-2.53、I2=0%)。

結論:
 COPDではフレイルおよびプレフレイルの状態が多い。高齢者COPDではフレイルのリスクが倍増する。


by otowelt | 2018-03-21 00:04 | 気管支喘息・COPD