2018年 06月 13日 ( 1 )

IPFに対する呼吸リハビリテーションの効果

e0156318_7331272.jpg 短期的には効果はあるものの・・・。うーむ。

Cheng L, et al.
Short- and long-term effects of pulmonary rehabilitation for idiopathic pulmonary fibrosis: a systematic review and meta-analysis.
Clin Rehabil. 2018 May 1:269215518779122. doi: 10.1177/0269215518779122. [Epub ahead of print]


目的:
 IPF患者に対する短期的および長期的な呼吸リハビリテーションの効果を調べること。

方法:
 MEDLINE、Embase、Cochrane Central電子データベースから2018年3月までの信頼性のある文献(IPF患者に対する呼吸リハビリテーションのランダム化比較試験)を抽出し、システマティックレビューおよびメタナアリシスをおこなった。アウトカムとして運動耐容能や健康関連QOLが設定されているものを選んだ。2人の著者が独立してデータを解析した。

結果:
 4つのランダム化比較試験(142人)が登録された。短期的フォローアップでは、呼吸リハビリテーションは6分間歩行距離を延長する効果があった(加重平均差38.38m、95%信頼区間4.64-72.12、I2 = 60.7%; P < 0.05)。またSGRQスコア/IPF特異的SGRQスコアを下げた(加重平均差-8.40点, 95%信頼区間-11.44 to -5.36, I2 = 0%; P < 0.00001)。長期フォローアップでは、呼吸リハビリテーションは6分間歩行距離を延長しなかった(加重平均差17.02m, 95%信頼区間-26.87 to 60.81, I2 = 36.3%; P = 0.43) 。またSGRQスコア/IPF特異的SGRQスコアを下げなかった (加重平均差-3.45, 95%信頼区間-8.55 to 1.64, I2 = 38.3%; P = 0.088)。

結論:
 IPF患者において、呼吸リハビリテーションは短期的には運動耐容能や健康関連QOLに対する効果がみられたが、長期的にはその効果は観察されなかった。




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by otowelt | 2018-06-13 00:00 | びまん性肺疾患