2018年 07月 26日 ( 1 )

I期肺癌切除後の再発予測因子

e0156318_848424.png 実地的でよいと思います。

安川 元章ら
病理病期I期非小細胞肺癌完全切除後の再発予測因子の検討
日本呼吸器外科学会雑誌, 2018 年 32 巻 4 号 p. 432-441


背景:
 肺癌病理病期I期の5年生存率は約80%で,完全切除できた症例でも再発する.

方法:
 今回,我々は病理病期I期非小細胞肺癌完全切除症例について予後検討を行い,再発予測因子を検討した.当院において肺葉切除以上と系統学的リンパ節郭清を行い,完全切除が施行できた原発性肺癌症例で,病期分類I期の非小細胞肺癌381例を対象とした.

結果:
 観察期間中央値は45ヵ月(1-89ヵ月)で,再発例は51例で,全症例の5年生存率は92.1%(95%信頼区間88.0-94.8%),5年無再発生存率は84.9%(95%信頼区間80.3-88.5%)であった.再発をエンドポイントとして検討した結果,単変量解析ではCT上の腫瘍浸潤径,病理学的腫瘍浸潤径,充実性腫瘍,組織型,組織学的グレード,PL因子,V因子,LY因子,術前CEA値が再発予測因子であったが,多変量解析では組織学的グレードのみが独立した再発予測因子であった.

結論:
 病理病期I 期非小細胞肺癌完全切除症例において,年齢,性別,CT 上の腫瘍浸潤径,病理学的腫瘍浸潤径,病理病期T 因子,腫瘍の存在部位,充実性腫瘍,組織型,組織学的グレード,PL 因子,V 因子,LY 因子,術前CEA値を共変量とした多変量解析において,組織学的グレードは独立した再発予測因子であった.



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by otowelt | 2018-07-26 00:40 | 肺癌・その他腫瘍