2018年 08月 06日 ( 1 )

IPF患者の結節に対するFDG-PET/CT検査は悪性の診断に有用

e0156318_7331272.jpg 日本では基本的に癌の診断がついてからPETを行うべきとされていますが、実際は・・・ゴニョゴニョ。

Lee SH, et al.
Is 18F-FDG PET/CT useful for the differential diagnosis of solitary pulmonary nodules in patients with idiopathic pulmonary fibrosis?
Ann Nucl Med. 2018 Jul 4. doi: 10.1007/s12149-018-1273-9.


目的:
 IPFは、肺癌の合併頻度の上昇と関連しているが、IPF患者はしばしば肺機能が低下しており、気胸合併の懸念から侵襲的検査が受けにくいという現状がある。そのため、肺内の結節に対してFDG-PETなどの非侵襲的な検査が有用かもしれない。しかしながら、IPFにおけるFDG-PETの有用性のデータは不足している。われわれは、FDG-PETがIPF患者の肺内の結節に対して鑑別診断に有用かどうか検証した。

方法:
 われわれの病院のIPFコホートから、8-30mmの結節(平均18.5±5.7mm)を有しFDG-PETを受けた患者を後ろ向きに55人(男性54人、女性1人、平均年齢67.8±7.6歳)登録した。病理学的にその後診断を受けたのは52人で、経過のみで診断されたのは3人である。

結果:
 最終診断で、41人(75%)の結節が悪性だった(21人が扁平上皮癌、9人が腺癌、5人が小細胞癌、4人が混合型、1人がLCNEC、1人が肉腫)。残りの14人(25%)は良性だった。PET/CTによる悪性診断は、感度98%、特異度86%、陽性的中率95%、陰性的中率92%だった。SUVmaxのカットオフ値を2.0に設定すると、感度95%、特異度93%、陽性的中率98%、陰性的中率87%だった。

結論:
 FDG-PET/CT検査は、IPF患者においても結節が悪性か否かを判断する検査として有用である。




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by otowelt | 2018-08-06 00:40 | びまん性肺疾患