2018年 10月 23日 ( 1 )

第4世代QFTと既存IGRAの比較

e0156318_1302985.jpg 日本から、QFTの「判定保留」がなくなります。

福島喜代康ら.
活動性肺結核における新規QuantiFERON® TBゴールドプラスと既存IGRAsの比較検討
Kekkaku Vol. 93, No. 10 : 517-523, 2018


目的:
 活動性肺結核における新規QFT-Plus の有用性をQFT-3G,T-SPOT と直接比較検討した。

対象・方法:
 対象は活動性肺結核患者77 例(平均年齢79.9 歳)(A群)。80 歳未満(B群),80 歳以上(C群),末梢血CD4 値200/μL未満(D 群),CD4 値200/μL以上(E 群)の計5 群での感度を比較した。

結果:
 A 群:QFT-Plus(93.5%),QFT-3G(90.9%)はT-SPOT(74.0%)に比し有意(各々p=0.001,p=0.006)に高かった。C 群:QFT-Plus(93.0%)とQFT-3G(89.5%)はT-SPOT(71.9%)より有意(各々p=0.003,p=0.018)に高かった。E 群:QFT-Plus とQFT-3Gは同じ感度98.1% でT-SPOT(77.8%)より有意(各p=0.001)に高かった。[TB2 値-TB1 値]は正方向にシフトしていた。

考察・結語:
 IGRAの感度はCD4 値が大きく影響し加齢とともにCD4 値も有意に減少し各IGRAの感度も低下した。QFT-Plusは高リスク群を含む全ての活動性肺結核の診断補助に有用である。





by otowelt | 2018-10-23 00:41 | 抗酸菌感染症