2019年 03月 19日 ( 1 )

肥満と肺塞栓の関連

e0156318_135030100.jpg 既知の見解でもあります。

Movahed MR, et al.
Obesity is strongly and independently associated with a higher prevalence of pulmonary embolism.
Respir Investig. 2019 Feb 12. pii: S2212-5345(18)30282-X. doi: 10.1016/j.resinv.2019.01.003.


背景:
 肥満は多くの心血管系のリスク因子と関連している。この研究では、肥満と肺塞栓の独立した関連性について調べた。

方法:
 われわれは、国内入院データベースからICD-9コードを用いて肥満と肺塞栓を抽出した。われわれは10年離れた2つの独立した集団サンプルを選択するために、ランダムに1992年と2002年のデータベースを選んだ。単変量および多変量解析をもちいて、肥満と肺塞栓の関連を調べた。

結果:
 1992年のデータベースには合計619万5744人の患者が含まれた。肥満は9万3568人にみられ、肺塞栓は肥満患者の0.7%にみられ、非肥満のコントロール群では0.3%だった(オッズ比2.32、95%信頼区間2.2-2.4、p<0.0001)。
 2002年のデータベースには合計29万9010人の肥満患者が含まれた。肺塞栓は肥満患者の0.9%にみられ、非肥満のコントロール群では0.4%だった(オッズ比2.36、95%信頼区間2.19-2.41、p<0.0001)。年齢、その他リスク因子で補正すると、肥満は肺塞栓と強く関連していた(1992年:オッズ比2.1、95%信頼区間2.0-2.3、p<0.0001、2002年:オッズ比2.2、95%信頼区間2.1-2.3、p<0.0001)。

結論:
 肥満は大規模入院患者データベースを用いて、どの年でも肺塞栓と関連していた。この10年におよぶ関連は、肥満が心臓呼吸器系へ悪影響をおよぼすことを示唆する。





by otowelt | 2019-03-19 00:30 | 呼吸器その他