2019年 03月 23日 ( 1 )

出版のお知らせ:ポケット呼吸器診療2019

 毎年アップデート出版している「ポケット呼吸器診療2019」が2019年3月30日に発売されます。前回の2018年版から少しだけボリュームが増えました。2018版と同様に変更があった部分は青いアミをかけて、一目で分かるように工夫をこらしています。価格は、今回もギリギリ税込1,000円台を維持しました。
 ジカディアが添付文書を改訂しているのですが、残念ながら間に合わず、本書では750mg/日の記載になっております。ご注意ください。

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発売日:2019年3月30日
単行本 : 241ページ
価格 : 1,944円 (税込)
出版社 : シーニュ
著者 : 倉原 優 (国立病院機構近畿中央呼吸器センター内科)
監修 : 林 清二 (国立病院機構近畿中央呼吸器センター院長)

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<2018年版→2019年版の主な変更点>
・2018-2019 Trend Viewを巻頭に記載
・wheezesの分類にモノフォニック・ポリフォニックを追加
・呼吸音の周波数を追加
・ばち指の各疾患の頻度を変更
・抗血栓薬中止時の血栓症リスクの評価を追加
・縦隔リンパ節腫大の頻度を追加
・画像所見:蜂巣肺に追記
・AEF(airspace enlargement with fibrosis)を追加
・画像所見:NSIPパターンに追記
・画像所見:subpleural curvilinear shadowに追記
・画像所見:UIPパターンに追記
・肺エコー:B-lineに追記
・肺エコーによる心不全の診断を追加
・滲出性胸水診断の補助を追加
・胸膜癒着術におけるピシバニールのエビデンスを追加
・胸膜癒着術手順を変更
・肺炎球菌ワクチン接種に対する現行の公費助成見通しを記載
・リボテスト レジオネラについて追加
・百日咳診断フローチャートを変更
・肺炎随伴性胸水のLight の分類変更
・β─D グルカンについてファンギテック・MK-IIの違いを記載
・アレルギー性気管支肺アスペルギルス症に対するゾレア®について記載
・ボリコナゾール・イトラコナゾールの薬価表を作成
・ニューモシスチス肺炎に対するステロイドについて追記
・バリキサ®について追記
・第4 世代QFT(QuantiFERON® TB ゴールド プラス[QFT®-Plus])への変更および判定基準について記載
・潜在性結核感染症の治療エビデンスにリファンピシン(4ヶ月)を追加
・抗酸菌感染症にかかわることがある代表的な生物学的製剤について記載
・髄液ADAの感度・特異度を記載
・結核標準治療の変更(2018基準)を反映
・多剤耐性結核の治療について追記
・結核性髄膜炎の治療に追記
・結核の再発率について言及
・リファンピシンとの相互作用、チカグレロル、マシテンタン、エプクルーサ®などを追加
・アブセッサス症がMycobacterium からMycobacteroides に変わった旨、記載
・フォーチュイタム症がMycobacterium からMycolicibacterium に変わった旨、記載
・吸入薬にブデホル®吸入粉末剤を追加
・喘息に対するトリプル吸入療法のエビデンスを追記
・FeNOカットオフ値を追記
・「喘息予防・管理ガイドライン」変更のため、喘息の治療ステップを変更
・ICS 経鼻呼出について記載
・経口ロイコトリエン受容体拮抗薬について追加
・生物学的製剤にデュピクセント®を追加、4剤比較表を掲載
・難治性喘息のフローチャートを引用
・気管支サーモプラスティの費用について表を作成
・環境再生保全機構の吸入薬使用法ついての動画をQRコードで掲載
・喘息増悪のクラスターについて記載
・喘息に対するマグネシウム静注の使用注意点を記載
・「COPD診断と治療のためのガイドライン」変更のため、COPDの管理についての図を変更
・GOLD2019ガイドライン改訂のため、治療についてのフローチャートを掲載
・Agustiらの、COPDに対するICS上乗せ基準表追加
・COPDに対するアジスロマイシンのエビデンス追加
・COPD増悪の定義にGOLD2019のものを追加
・COPD増悪時のICU入院適応の表を改定
・吸入薬による嗄声と口腔内カンジダについて記載
・気管支拡張薬に対する吸入薬と血痰の関連について記載
・特発性間質性肺炎の自己負担軽減に関して追記
・クライオバイオプシーについて追記
・ATS/ERS/JRS/ALATガイドライン変更のためIPFの診断基準を掲載
・IPFに対する制酸剤のエビデンス追加
・日本人向け修正GAPモデルを追加
・胸部HRCTおよび病理学的なUIPパターンを改訂
・PPFE(pleuroparenchymal fibroelastosis)、AEF(airspace enlargement with fibrosis)について記載
・膠原病関連間質性肺疾患にAFOP(acute fibrinous and organizing pneumonia)を追加
・抗MDA5 抗体陽性例に対するトリプル治療について記載
・抗MDA5 抗体陽性例の間質性肺炎の予後不良因子を追加
・肺癌患者における間質性肺炎の術後急性増悪を予測したリスクスコアを掲載
・IgG4の偽陽性について追記
・「肺癌診療ガイドライン」の変更により肺癌の章を大幅に変更。イミフィンジ®、ビジンプロ®、ローブレナ®、オーソライズドジェネリック・ゲフィチニブまで対応
・発熱性好中球減少症の項目を作成
・悪性胸膜中皮腫に対するオプジーボ®について記載
・胸腺腫・胸腺癌の化学療法レジメンを記載
・脳浮腫のステロイドレジメンを変更
・骨転移の項目を作成
・肺結節影のフォローアップの図の改訂
・ANCAの偽陽性について追記
・ANCA 関連血管炎の治療フローチャートを一部変更
・好酸球性多発血管炎性肉芽腫症に対するヌーカラ®について追加
・「サルコイドーシス診療の手引き」改訂のため肺サルコイドーシスの治療⼿順を変更
・特発性急性好酸球性肺炎、慢性好酸球性肺炎の疫学を追記
・特発性急性好酸球性肺炎、慢性好酸球性肺炎の診断基準を一部変更
・過敏性肺炎の原因抗原に一部追加
・アレルギー性気管支肺アスペルギルス症のhigh attenuation mucusについて追加
・「じん肺の申請におけるハードル」について記載
・じん肺における続発性気管支炎の診断について記載
・慢性咳嗽の診断フローチャートを掲載
・遷延性咳嗽・慢性咳嗽の頻度を日本/欧米/韓国・中国で27文献まとめた表を掲載
・咳喘息の診断基準と重症度を変更
・好酸球性副鼻腔炎の項目を作成
・ネーザルハイフローの成否を予測する計算式ROXについて記載
・人工呼吸器離脱自発呼吸トライアルの表を掲載
・「急性・慢性心不全診療ガイドライン」改訂によりクリニカルシナリオなどの図を変更
・在宅酸素療法に携帯型濃縮器装置を追加
・自然気胸の治療フローチャートを掲載
・睡眠時無呼吸症候群のCPAP圧について追記
・肺高血圧症の診断に際してニース会議2018のことを記載


 このマニュアルは「できるだけコンパクトかつ有用な安い書籍」を目標にしていますが、限りなく最新の文献に基づいた疾患情報を提供できるよう心がけています。実臨床で使用することを最優先に、不要な贅肉を極限までこそぎ落としているつもりです。

 呼吸器を診療する医師のポケットに長く入れていただけるよう、これからも努力致しますので、よろしくお願い申し上げます。「こういった内容の方がよい」「こういった項目を入れて欲しい」などの叱咤激励もお待ちしております。

 最後に、シーニュの藤本浩喜様、監修を引き受けていただいた当院院長の林清二先生に心より感謝申し上げます。


by otowelt | 2019-03-23 00:02 | その他