2019年 03月 27日 ( 2 )

トリプル吸入製剤テリルジーが承認

 グラクソスミスクライン社よりプレスリリースが出ております。

「日本におけるCOPD患者に対する初めての 単一吸入器による1日1回投与の3成分配合治療薬 テリルジー100エリプタの承認を取得」

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 テリルジーは、吸入ステロイド薬(ICS)であるFF、長時間作用性抗コリン薬(LAMA)であるUMEC、および長時間作用性β2刺激薬(LABA)であるVIの3成分を、GSKのドライパウダー吸入器であるエリプタを使用して1日1回吸入投与で届ける配合剤です。承認用量は、100/62.5/25 μg(FF/UMEC/VI)です。

 英語名はTrelegyなので「トレレジー」になると思っていたのですが、フィリップスの人工呼吸器の名称にトリロジーが使用されていたり、Chiesiのトリプル吸入療法の臨床試験名がTRILOGYだったりと、いろいろあってこの名前に落ち着いたそうです。



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by otowelt | 2019-03-27 07:53 | 気管支喘息・COPD

睡眠時間が短いと心房細動になりやすい

e0156318_12511756.png 個人的には、これは初耳でした。

Genuardi MV, et al.
Association of short sleep duration and atrial fibrillation.
Chest. 2019 Feb 27. pii: S0012-3692(19)30196-5.


背景:
 短い睡眠は心房細動のリスク因子かもしれない。しかしながら、過去の研究では客観的睡眠評価が不足しており、サンプルサイズが小さく限定的であった。われわれは、客観的な睡眠時間と心房細動の関連性の同定をこころみた。

方法:
 1999年~2015年に、31079人の患者が診断的ポリソムノグラフィを大規模病院ネットワーク内の複数施設で受け、電子診療録として記録された。心房細動の有病率はポリソムノグラフィ中に実施した持続的心電図によって同定された。心房細動は診断コードおよび12誘導心電図によって同定された。ロジスティック回帰およびCox比例ハザードモデルを用いて、年齢、性別、BMI、高血圧、冠動脈疾患、脳血管疾患、末梢血管疾患、心不全、睡眠時無呼吸の重症度で補正し、睡眠時間と心房細動の有病率・罹患率の関連を調べた。

結果:
 ポリソムノグラフィ検査を受けた30061人(平均年齢51.0歳±14.5歳、51.6%が女性)のうち、心房細動症例が404人同定された。補正すると、睡眠時間が1時間減るごとに、心房細動の有病率が1.17倍増加した(95%信頼区間1.11-1.30)。
 中央値4.6年の追跡において、ベースラインに心房細動がない27589人のうち、1820人が心房細動を罹患した。補正すると、睡眠時間が1時間減るごとに、心房細動の罹患率が1.09倍増加した(95%信頼区間1.05-1.13)。
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(文献より引用:睡眠時間ごとの心房細動罹患)

結論:
 短い睡眠は、心房細動の有病率・罹患率の上昇に独立して関連していた。長い睡眠が心房細動のリスクを減らすかどうかを調べるため、さらなる研究が必要である。




by otowelt | 2019-03-27 00:11 | 内科一般