2019年 05月 06日 ( 1 )

医学生における集中治療医の認知度は低い

医学生における集中治療医の認知度は低い_e0156318_21563989.jpg こういう研究、とても好きです。

細川康二ら.
医学生の“集中治療医”認知度
日集中医誌 2019;26:43-4.


背景:
 集中治療医は,医療機関の中央部門としての集中治療室(ICU)で医療行為などを行う医師を指す。医学生における認知度の低さは,集中治療医を目指す医師と集中治療医学発展の阻害因子となることが危惧されるが,現状は明らかでない。

方法:
 集中治療医の認知度について,関連の強い専門医の認知度と比較調査した。方法は,著者が過去に担当した学生講義でのアンケート調査の解析である。調査は2012年から2017年の5年間で,対象は西日本の国公立大学医学部医学科など5施設である。調査項目は,集中治療医,麻酔科医,救急科医という専門医職種を知っているか,具体的な業務内容(選択肢)とした。調査は,救急医学の単元の中で行われる講義の前に行い,講義の内容は結果に反映されないものである。

結果:
 総回答数は,1,156で,医学科学生からの回答数は,512であった。全体として集中治療医という職種を知っているのは,41%であり,麻酔科医,救急科医に比して有意に低かった(それぞれ,P=0.01,P<0.01)。医学科学生に限ると,麻酔科医や救急科医をほぼ知っているが,集中治療医を知っているものの割合は医学科以外の学生と同様に約4割と低い。

結論
 大学生において集中治療医の認知度が低かった。それは医学科学生でも同様の結果だった。



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by otowelt | 2019-05-06 00:01 | 集中治療