2019年 06月 15日 ( 1 )

右中葉の気管支サーモプラスティは可能

e0156318_9473145.png 一応禁忌的な位置づけになっていますが、そこまでの懸念はないという主張です。

Eisenmann S, et al.
Bronchial Thermoplasty Including the Middle Lobe Bronchus Significantly Improves Lung Function and Quality of Life in Patients Suffering from Severe Asthma.
Lung. 2019 May 27. doi: 10.1007/s00408-019-00240-5.


目的:
 気管支サーモプラスティ(BT)は、重症気管支喘息および最大限治療をおこなっても症状がある気管支喘息の患者に適用される。しかしながら、右中葉に対する処置は現在推奨されていない。この研究は、右中葉気管支に対するBTの安全性と有効性について調べることである。

方法:
 BTは17人の連続患者に実施され、QOLおよび肺機能がBT前およびBT90日後に評価された。さらに、すべてのBTの後にクリーンアップの気管支鏡を実施した。

結果:
 ベースラインの1秒量中央値は1.33(95%信頼区間0.91-1.73)、AQLQ中央値3.01(95%信頼区間2.76-3.61)で、治療90日後の1秒量中央値は1.75L(p=0.002)、AQLQ中央値3.8(p<0.05)だった。
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(文献より引用:AQLQ、1秒量)

 必要経口ステロイドの量は有意に減った。処置後重篤な合併症はみられなかった。クリーンアップ気管支鏡では、全BT後に有意な滲出物が観察された。

結論:
 右中葉を含むBTは適用可能である。機能的に制限のある重症喘息患者は、医学的利益を得ることができる。処置に関連した滲出物回収のため、右中葉治療後だけでなく、BT後にクリーンアップ気管支鏡検査をおこなうべきである。



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by otowelt | 2019-06-15 00:50 | 気管支喘息・COPD