2019年 07月 31日 ( 1 )

本の紹介:女医問題ぶった斬り! 女性減点入試の真犯人

 良書だと思います。くだんの問題にしっかり斬り込んでいる。タイトルはちょっと大衆ウケを狙いすぎでしょうか。出版社が考えたものかもしれませんが、スマートな内容とは対極的な印象でした。

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発売日:2019年6月18日
単行本 : 217ページ
価格 : 842円 (税込)
出版社 : 光文社
監訳: 筒井 冨美 先生

本の紹介:女医問題ぶった斬り! 女性減点入試の真犯人_e0156318_13141310.jpgAmazonから購入する

 今から約1年前、2018年8月のことでした。東京医大における不正入試の調査をすすめるなか、女性や多浪受験生に対する減点操作が明るみに出て話題になりました。特に、女性受験生に対する減点操作については、女性差別であるという非難がマスメディアでも頻繁に取り上げられました。

 このテーマで本が書けるとしたら、女性医師だろうとは思っていました。実際、書籍化したのはSNSでは有名なフリーランスの麻酔科女性医師です。第4章のタイトル「女医の使い方」なんて、もし男性医師が執筆していたら非難囂々だったでしょうね。

 著者の先生は「ゆるふわ女医」をどちらかといえば批判する意見が多いと思っていましたが、その前情報を知って読んだためか、意外と冷静だと感じました。

 私は、女性であろうと男性であろうと、医師の「ゆるふわ」という働き方を否定しません。医師免許という資格を使って、自分の好きなように働くことは何も悪くない。ワークライフバランスは人それぞれです。しかし、今や医学生の半数は女性です。彼女たちがキャリアを積みつつ、快適に働ける環境づくりをすすめていかないと、日本の医療は崩壊してしまう。

 この女性医師問題について、少しでも批判的に感じるところがある男性医師に、読んでもらいたい。






by otowelt | 2019-07-31 00:35 | その他