2019年 08月 28日 ( 1 )

本の紹介:Dr.イワケンのねころんで読める研修医指導

  「ねころんで読める」シリーズはナースから医師まで幅広く読める、エンターテイメント性あふれる医学書です。藤井昌子先生の漫画が面白さを倍増させてくれます。岩田健太郎先生は以前「ねころんで読める医学論文」という書籍を出版されましたが、ついに登場しました!研修医指導!

e0156318_2241868.png

発売日:2019年8月27日
単行本 : 168ページ
価格 : 3,564円 (税込)
出版社 : メディカ出版
著者 : 岩田健太郎先生

e0156318_13141310.jpgAmazonから購入する

 研修医指導の本なんてそもそも書ける人が限られています。日本にたぶん5人もいないんじゃないのかな・・・(当然私は入っていないゾ)。「ねころんで」シリーズで岩田先生にオファーしたメディカ出版、さすがじゃなと思います。やるのう。

 研修医はこう教えられればいいよ、みたいな本を最近チラホラ目にするようになりましたが、われわれオッサンたちに、研修医をこう指導しようぜと語りかけてくれる本はありません。指導医が指導者に指導方法を指導するなんて、そもそも禅問答みたいで。

 正直に書くと、私は研修医が育つのを見るのは好きなのですが、育てる行為そのものが好きではありません。やる気のない人を見ると、なんかもう教えてくなくなる。だって人間ですもの。でも、コレって指導医としては致命的なんだよなぁ・・・と自己嫌悪の日々なのですが、この本を読んで少し光が差し込んだ気がします。
e0156318_2250331.jpg
 心打たれたのは、研修医を守ると断言しているところ。なかなかできないですよね、どうしても病院の経営や指導医のプライドみたいなのが上に来ちゃう。そんなのは、もはや研修病院ではない。われわれへのメッセージにも受け取れます。

e0156318_2250962.jpg
 ええっと・・・研修医にタメ口・・・。あ!使っていますね!・・・いや、待てよ。これって私の住んでいるのが大阪のミナミだからじゃないだろうか。なんというか、関西弁で漫才風に指導してしまうアレ。きっとそのせいでしょう。ふむふむ、そういうことにしておこう。

 岩田健太郎先生は、私が研修医のとき神みたいな存在でしたし、私が指導医になったときもいまだに神のような存在です。追いつけるなどとは思っていませんが、いつまでもあこがれの指導医オーラが出ているからこそ、この本に説得力が増すのです。このレジェンドの原稿に、抱腹絶倒漫画を織り交ぜた藤井昌子先生も、さすが。



by otowelt | 2019-08-28 00:31 | その他