2020年 02月 01日 ( 1 )

出版のお知らせ:喘息バイブル

 出版のお知らせです。2020年2月8日に「喘息バイブル」という本を日本医事新報社から出版します。約4年前に出版した「気管支喘息バイブル」を大きく改訂したものです。100ページ増えて、386ページになりました。
 基本的に喘息の臨床試験はあらかた目を通しているつもりですが、漏れがあったらごめんなさい。Novel-START試験・PRACTICAL試験レジメン(早期ICS/LABA)、生物学的製剤の使い分け、舌下免疫療法について、大幅に加筆しました。私は吸入アドヒアランスこそがカギだと思っているので、しつこいくらいその話が出てきます。
 今回、無料の電子版が付属しています(巻末のシリアルコードを登録すると、本書の全ページが閲覧可能)。
 想定読者は、研修医・開業医・若手呼吸器内科医です。喘息専門バリバリのマニアックな上級ドクター向けではありません。

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発売日:2020年2月8日
単行本 : 386ページ
価格 : 5,940円 (税込)
出版社 : 日本医事新報社
著者 : 倉原 優 (国立病院機構近畿中央呼吸器センター内科)

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 私にとって,喘息は思い入れのある呼吸器疾患であり,自身のライフワークでもあります。私が医師になって初めて診た患者さんは重度の喘息だったのですが,あのとき,まさか自分が呼吸器内科医になり,ずっと喘息を診ていくことになろうとは予想していませんでした。

 この本の初版が出てから,いろいろなエビデンスが登場しました。生物学的製剤も,ゾレア®1剤だったのが,あっという間に4剤にまで増えました。トリプル吸入療法が実臨床で適用されるのも,もうすぐです。しかし,喘息診療には変わらないことが1つだけあります。それは,最大の予後規定因子が「吸入アドヒアランス」であることです。

 吸入薬がうまく使えているかどうかを判断するため,外来で患者さんといろいろな話をする必要があります。朝起きてから夜寝るまで,どういう生活をしているのか,趣味やペットはどうか,アレルギーはどうか。私は喘息患者さんと外来で雑談をしながら,コントロールが良好になるよう舵取りするのが好きです。

 この本を手に取って下さる方の多くは,普段から喘息患者さんを診療している医師だと思います。吸入薬の使い方やコツなどを,患者さんと笑いながら語れるようになると,喘息診療はもっと楽しくなります。是非この本で,診療の幅を広げて下さい。




by otowelt | 2020-02-01 07:43 | その他