<   2019年 08月 ( 13 )   > この月の画像一覧

非結核性抗酸菌症の外科切除成績

e0156318_10555091.png 当院でも選択的に外科手術をお願いしています。

関原圭吾ら.
非結核性抗酸菌症に対する外科切除の成績
Kekkaku Vol. 94, No. 7 : 409-412, 2019


目的:
 非結核性抗酸菌(NTM)症の治療には,薬剤耐性など限られた症例に対して外科切除の適応がある。本検討では外科切除後の成績を明らかにすることを目的とした。

対象:
 2012年1月から2017年12月までの手術例18例を対象とした。観察期間中央値は39.1カ月。

方法:
 術後排菌が陽性化,もしくは画像で陰影の増悪を再燃とし,術後合併症と無病生存率(DFS)をそれぞれ検討した。

結果:
 年齢中央値66 歳,男性4 例(22%),女性14 例(78%),菌種はM.avium 12 例(67%),M.intracellulare 3 例(16%),M.xenopi 2 例(11%),M.abscessus 1 例( 6 %)であった。術式は部分切除1 例( 6 %),区域切除2 例(11%),肺葉切除11 例(61%),肺葉切除+部分切除1 例( 6 %),肺葉切除+区域切除3 例(16%),手術時間220分,出血量84 gであった。合併症は遷延性肺瘻を2 例(11%)に認め,周術期死亡はなかった。術後3 年DFS は85% であった。

考察:
 重症合併症や周術期死亡はなかった。病勢制御率も高く,適切な症例選択をすれば外科切除は有効な治療である。






■「呼吸器内科医」はm3を応援しています!新規登録で3,000円相当ポイント進呈!
e0156318_8184968.png

by otowelt | 2019-08-23 00:01 | 抗酸菌感染症

LAM患者における気道可逆性と吸入薬

e0156318_21492533.jpg ブリーフコミュニケーションですが、とても興味深いテーマです。

Johnson J, et al.
Cross-sectional study of reversible airway obstruction in LAM: better evidence is needed for bronchodilator and inhaled steroid use.
Thorax. 2019 Jul 30. pii: thoraxjnl-2019-213338.


概要:
 確定あるいは疑い例のリンパ脈管筋腫症例(LAM)患者を2011~2018年まで登録した。初回受診時に、臨床・薬剤投与歴、肺機能検査、胸腹部CT検査がおこなわれた。サルブタモールを用いて気道可逆性も評価された。気道可逆性は1秒量200mL以上かつ12%以上の改善と定義された。
 213人の患者が登録された。症状発症時の平均年齢は37±12.9歳で、受診時の平均年齢は50±12.3歳だった。95人が気道可逆性検査を実施された。気道可逆性検査を受けた患者は、受けていない患者と年齢や肺機能に差はなかった。LAM患者の気道可逆性の平均は9.5±10%であり、全体の20%が気道可逆性ありと判定された。
 気道可逆性のある患者は気管支拡張薬によって治療されていることが多く、SABA 72% vs 34%、LABA 80% vs 47%、LAMA 76% vs 39%、ICS 44% vs 20%だった。全体の55%が吸入薬を用いていた。吸入薬を用いている患者は、用いていない患者と比較して、罹病期間が長く、1秒量が低く、DLcoが低かった。
 ラパマイシンは72% vs 34%とこれも気道可逆性がある患者群で多かった。
e0156318_16472135.png
(文献より引用)







■「呼吸器内科医」はm3を応援しています!新規登録で3,000円相当ポイント進呈!
e0156318_8184968.png

by otowelt | 2019-08-22 00:59 | びまん性肺疾患

本の紹介:ホスピタリストのための内科診療フローチャート 第2版

e0156318_22201421.png
 3年前、こんな書き出しで前版を紹介しました。「私が手に入れてよかったと思う医学書は、読んで自分が焦る本です」と。

 ―――ついに出たぜ、神本第2版!!! 

発売日:2019年8月22日
単行本 : 886ページ
価格 : 8,640円 (税込)
出版社 : シーニュ
監訳: 高岸 勝繁 先生

e0156318_13141310.jpgAmazonから購入する

 今や「ホスピタリストといえば誰ですか?」という質問に対して、高岸勝繁先生を挙げる人も多いでしょう。彼は「Hospitalist ~病院総合診療医~http://hospitalist-gim.blogspot.jp/)」というブログを運営しています。毎日のように更新されるハイレベルな知識の洪水の恩恵を受けようと、アクセスが集まっています。私も更新されるたびにチェックしています。日本の「ザ・ホスピタリスト」として必ず挙げるドクターの一人です。

 ホスピタリストは本来、入院患者さんを包括的に診療する医師という意味で、プライマリ・ケアとは違い病棟に特化した用語です。高岸先生は外来マネジメントも綿密でしょうが、本領を発揮している舞台が病棟であることは、ブログや著書から明白です。
e0156318_22254132.jpg
 この本は独自のフローチャートがとてもシンプルで分かりやすいのですが、真髄は徹底したエビデンスの裏付けにあります。いや、徹底どころじゃない、やりすぎと言ってもいいレベル!

e0156318_2227379.jpg
 たとえば、ポビドンヨードを胸腔内に入れるという癒着術について、近年論文レベルで目にするようになりました。しかし、この本にはさも当たり前のようにサラリと書かれています。こういう知見があらゆる内科分野にわたって散りばめられているわけです。専門医なのにそんなアハ体験があると、背筋がゾッとしますよ。

 ―――日本中の医師よ、さあこの本を読んで焦るがよい。



■「呼吸器内科医」はm3を応援しています!新規登録で3,000円相当ポイント進呈!
e0156318_8184968.png

by otowelt | 2019-08-20 00:14 | その他

ブログお盆休み

e0156318_15544423.png

ブログも一週間だけ、お盆休みに入ります!

読んでからレビューしますが、神本「ホスピタリストのための内科診療フローチャート 第2版」の第2版が出ます。
要チェックです。


by otowelt | 2019-08-13 00:26 | その他

メタアナリシス:安定期COPDに対する長期低用量マクロライドは増悪リスクを減らす

e0156318_1312221.png 個人的にはあまり使いたくないなと思います。DPBのエビデンスもあってか、エリスロシンは呼吸器内科ではやや濫用されがちです。
 アジスロマイシンのエビデンスが蓄積されつつありますが、先日喘息に対して用いることで耐性菌が増加するという報告がオーストラリアの研究グループからありました(Am J Respir Crit Care Med. 2019 Aug 1;200(3):309-317.)。

Cao Y, et al.
Effects of long-term macrolide therapy at low doses in stable COPD.
Int J Chron Obstruct Pulmon Dis. 2019 Jun 12;14:1289-1298.


背景:
 COPDは現在世界で4番目に多い致命的疾患であり、そして2020年までに3位に上昇すると予想されている。頻繁な急性増悪は死亡率の増加をもたらす。COPD増悪の予防におけるマクロライドの予防的使用について提案があるが、どの標的集団に用いるか、治療レジメン、用量など、取り組むべき課題がまだある。

目的:
 探索的メタアナリシスを通して、安定期COPDにおける長期低用量マクロライド療法の効果を評価すること。

方法:
 2019年5月28日までのシステマティックな文献検索をPubMed, Embase, Cochraneデータベースでおこなった。COPDの予防的長期低用量マクロライド(エリスロマイシン、アジスロマイシン、クラリスロマイシン)について報告したランダム化比較試験が適格となった。

結果:
 本研究には10の臨床試験が登録された。合計1521人のマクロライド治療群患者と1418人のプラセボ群患者が解析対象となった。治療期間は3~12ヶ月だった。10試験のうち3試験が非盲検下でおこなわれたものだった。
e0156318_1322499.png
(登録試験:文献より引用)

 マクロライドを投与された患者はプラセボを投与された患者よりもCOPD増悪の相対リスクが23%低かった(P<0.01)。初回増悪までの期間の中央値は、マクロライドを投与された患者のほうがプラセボを投与された患者よりも効果的に延長した(p<0.01)。
e0156318_1372918.png
(COPD増悪:文献より引用)

 サブグループ解析では、エリスロマイシンがより有効であり、高齢者はマクロライドに対する反応性が低いことが示された。

結論:
 長期低用量マクロライドは、COPDの急性増悪の頻度を有意に減少させることができる。治療は忍容性があり、有害反応が少ないが、高齢者には向かない。この治療レジメンは、急性増悪や死亡のリスクが高いであろうGOLD CあるいはDの患者に推奨される。12ヶ月以上継続すべきかどうかについてはさらなる議論が必要である。






by otowelt | 2019-08-11 00:06 | 気管支喘息・COPD

TOMORROW試験・INPULSIS試験事後解析:ニンテダニブの心血管系への安全性

e0156318_10574046.jpg 基本的には問題なしという結論です。

Imre Noth, et al.
CV safety of nintedanib in subgroups by CV risk at baseline in the TOMORROW and INPULSIS trials
European Respiratory Journal 2019; DOI: 10.1183/13993003.01797-2018


背景:
 ニンテダニブは、IPFの治療に用いられるチロシンキナーゼ阻害剤である。われわれは、TOMORROW試験およびINPULSIS試験のプールデータを用いて心血管系の安全性を調べた。

方法:
 動脈硬化性の心血管系疾患およびベースラインに1つ以上の心血管系リスクがある患者(高リスク患者)、およびそれらリスクがない患者(低リスク患者)の事後解析である。

結果:
 罹患率は1231人(ニンテダニブ723人、プラセボ508人)で算出され、89.9%が高リスク患者であった。主要な心血管系イベント罹患率は、ニンテダニブ群とプラセボ群で同等だった(高リスク患者:100人年あたり3.88 [95%信頼区間2.58–5.84] vs 3.49 [95%信頼区間2.10–5.79]、低リスク患者:100人年あたり4.78 [95%信頼区間1.54-14.82] vs 5.37 [95%信頼区間1.73-16.65])。ニンテダニブ群およびプラセボ群における心筋梗塞の罹患率は、高リスク患者で100人年あたり3.03 (95%信頼区間1.91–4.81) 、1.16 (95%信頼区間0.48–2.79)で、低リスク患者で100人年あたり1.59 (95%信頼区間0.22–11.29)、1.78 (95%信頼区間0.25–12.64)だった。ニンテダニブ群およびプラセボ群における虚血性心疾患の罹患率は、高リスク患者で100人年あたり1.85 (95%信頼区間1.02–3.34)、3.28 (95%信頼区間1.94–5.54)、低リスク患者で100人年あたり0、1.80 (95%信頼区間0.25–12.78)だった。
e0156318_13491540.png
(文献より引用)

結論:
 これらのデータはIPF患者のニンテニブの心血管系への安全性プロファイルを提示した。


by otowelt | 2019-08-09 00:27 | びまん性肺疾患

ロボット支援気管支鏡を用いた29例の単施設研究

 “その道”ではMonarch Platformが有名です。Monarch Platformは軟性内視鏡を通して、肺の末梢までナビゲーションできるコントローラーインタフェースと、従来の内視鏡的ビューと患者3Dモデルに基づくコンピュータ支援ナビゲーションを組み合わせたシステムで、2018年4月にアメリカFDAの承認を受けています。
e0156318_15254945.png
(BMC Pulm Med. 2019 May 9;19(1):89より引用)

Fielding DIK, et al.
First Human Use of a New Robotic-Assisted Fiber Optic Sensing Navigation System for Small Peripheral Pulmonary Nodules.
Respiration. 2019 Jul 26:1-9.


背景:
 われわれは、遠隔制御カテーテルを備えた新しい研究用のロボット支援気管支鏡システムを用いて、ライブモニタで視覚化しカテーテル遠位先端を運動させてリアルタイムに末梢気管支にアクセスした。

目的:
 本研究の主目的は、気管支鏡的にアプローチし、1〜3 cmの末梢肺結節の検体採取を容易にするための新形状センシングロボット気管支鏡システムの安全性と実現可能性を評価することである。

方法:
 単施設で患者を登録した。ナビゲーション経路は半自動的に処置前CT検査から作成された。実際の気管支と仮想気管支の同時(リアルタイム)表示は、ターゲットに到達する際のナビゲーション時に使用された。気管支内超音波ミニプローブを使用して病巣の位置を確認した。経気管支針穿刺吸引における屈曲に適応するように特注された柔軟な19〜23G針を従来の生検ツールと併用した。登録被験者は、処置後6ヶ月以内に追跡調査をおこなわれた。

結果:
 研究には29人が登録され、平均結節サイズは、水平断12.2±4.2mm、冠状断12.3±3.3mm、矢状断11.7±4.1mmだった。CT bronchus signは41.4%で陰性だった。96.6%の症例で、ターゲット到達可能で、検体採取できた。デバイス関連有害事象や気胸・過剰出血例は観察されなかった。全体の診断率が79.3%、悪性腫瘍の診断率が88%だった。

結論:
 新しいロボット支援気管支鏡システムを用いることで、リアルタイム視覚化により細かい末梢気道に安全に到達でき、孤立性肺結節の生検に有用である。



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

気管支鏡テキスト 第3版 [ 日本呼吸器内視鏡学会 ]
価格:12960円(税込、送料無料) (2019/7/30時点)



by otowelt | 2019-08-08 00:25 | 気管支鏡

軽度間質性肺炎を合併した非小細胞肺癌患者に対するニボルマブの有効性と安全性

e0156318_1622135.png 小規模ですが、貴重な報告だと思います。

Fujimoto D, et al.
Nivolumab for advanced non-small cell lung cancer patients with mild idiopathic interstitial pneumonia: A multicenter, open-label single-arm phase II trial
Lung Cancer. 2019 Jun 3. pii: S0169-5002(19)30494-5.


目的:
 非小細胞肺癌(NSCLC)に対するニボルマブの有効性が示されてきたが、ニボルマブに関連した薬剤性肺障害は比較的多く、致命的になりうる有害事象である。特発性間質性肺炎(IIP)を合併した患者は薬剤性肺障害を合併するリスクが高く、一般的に当該臨床試験の対象からは除外される。さらに加えて、現在にいたるまで、IIPを合併した既治療NSCLCに対する多施設共同前向き臨床試験は実施されていない。このアンメットニーズを解決するべく、軽度IIPを合併したNSCLC患者に対するニボルマブの有効性と安全性を評価するための多施設共同オープンラベルシングルアーム第II相試験を立案した。

対象と方法:
 既治療、手術不能(病期IIIあるいはIV)、軽度IIPを合併したNSCLC患者を対象とした。ECOG PS0-1、20歳以上を対象とした。
 軽度のIIPとは、予測肺活量が80%以上で、胸部HRCTにおいてpossible UIPパターン、もしくはinconsistent with UIPパターンが観察されるものとした。プライマリエンドポイントは6ヶ月無増悪生存(PFS)割合で、セカンダリエンドポイントは当該治療による安全性とした。

結果:
 18人の患者が登録された(男性17人、女性1人、年齢中央値71.5歳)。72%の患者が病期IVだった。予測肺活量中央値は92.2%だった。腺癌が12人(67%)、扁平上皮癌が4人(22%)だった。12人(67%)が二次治療だった。PD-L1発現が50%以上だったのは3人(17%)で、50%未満だったのは9人(50%)だった。
 6ヶ月PFS割合は56%で、奏効割合は39%、病勢コントロール割合は72%だった。2人が完全寛解だった。
e0156318_1674813.png
(PFS:文献より引用)

 治療関連死はなかった。薬剤性のGrade 3/4の非血液有害事象が1件(Grade 3末梢神経障害)があった。2人の患者がGrade 2の薬剤性肺障害を起こしたが、ステロイド治療で改善した。

結論:
 軽度IIPを合併したNSCLC患者においても、ニボルマブは有効な治療となる。



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

肺がん化学療法副作用マネジメントプロのコツ [ 倉田宝保 ]
価格:4644円(税込、送料無料) (2019/8/6時点)



by otowelt | 2019-08-07 00:20 | 肺癌・その他腫瘍

鼻炎・喘息の悪化と抑うつの関連

e0156318_9473145.png いろいろ間に交絡因子はありそうですが。

Grosso A, et al.
Depression is associated with poor control of symptoms in asthma and rhinitis: A population-based study.
Respir Med. 2019 Jun 30;155:6-12.


背景:
 多くの研究が、喘息/鼻炎とうつ病との関連性を強調してきたが、これらの疾患のどの特性がうつ病のリスクと関連しているかは依然として不明である。イタリアの一般集団を用いた代表的なサンプルにおいて、うつ病と、喘息または鼻炎の関連性を調査することを目的とした。

方法:
 イタリアの多施設共同集団ベースマルチケースコントロール研究であるGEIRD研究からデータを集めた。2227人(21-86歳、女性50%)が標準化されたインタビュー、皮膚プリックテスト、肺機能検査を受けた。現在喘息を有する症例(528人)、喘息のない鼻炎症例(972人)、コントロール症例(727人)に分けられた。患者健康調査票(PHQ-2)からの特異的な2質問が、抑うつ気分とアンヘドニアの同定に用いられ、大うつ病性障害の代替とした。

結果:
 うつ病の頻度は、喘息患者の16.7%、鼻炎患者の11.9%、コントロール患者の5.1%だった。喘息と鼻炎のいずれにおいても、うつ病のある患者は呼吸器関連QOLが悪く、疾患関連症状は非うつ病の集団よりも多かった。喘息において、うつ病は疾患コントロール不良と関連していた。鼻炎においては、うつ病は疾患関連のADL制限、症状増悪、呼吸器系薬剤の処方と関連していた。抑うつのある鼻炎症例は、アトピー性が少なかった。

結論:
 非アトピー性の患者における鼻炎の悪化や、喘息のコントロール不良は、一般集団における抑うつ気分の存在と強く関連していた。



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

医療者のための結核の知識 第5版 [ 四元 秀毅 ]
価格:3672円(税込、送料無料) (2019/6/26時点)



by otowelt | 2019-08-06 00:43 | 気管支喘息・COPD

顎矯正手術後の気胸の頻度

e0156318_9114535.png めちゃくちゃまれですね。個人的には、歯科口腔外科領域の処置後に縦隔気腫を発症した症例を診たことがあります。

Liu K, et al.
Incidence of Pneumothorax Experienced After Orthognathic Surgery.
J Craniofac Surg. 2019 Jul 24. doi: 10.1097/SCS.0000000000005759.


目的:
 本研究の目的は、顎矯正手術後の気胸の頻度を評価し、その臨床像を記すことである。

方法:
 2007年1月から2018年9月にかけて顎矯正手術を受けた連続患者の術前臨床評価、臨床検査所見、胸部X線検査を単施設院内データベースで後ろ向きに調べた。

結果:
 5229人の連続患者のうち、2人(0.038%)が呼吸困難と胸痛を訴え術後気胸と診断された。それぞれ20歳男性と32歳女性だった。局所麻酔のもと胸腔ドレナージが適用され、すみやかに処置された。

結論:
 本研究によれば、顎矯正手術は頭蓋顔面異常を有する患者に安全に実施できるが、まれではあるが気胸の合併症が起こる可能性があることを示した。術後に呼吸困難および胸痛を訴える患者では気胸に注意が必要である。



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

シュロスバーグの臨床感染症学 [ 岩田 健太郎 ]
価格:21600円(税込、送料無料) (2019/7/30時点)



by otowelt | 2019-08-05 00:45 | 呼吸器その他